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&éclé Diary

私たちは、美味しい料理をきっかけに、真の“美味しい時間”をお届けしたいと考えています。
今月から、憧れのあの人が、アンドエクレ ル ビストロで過ごした美味しい時間を少しだけご紹介。
毎月リレー・ダイアリーでお届けします。
今月は、誰が、誰と、何を食べ、どんな会話をしながら、どんな一日を過ごしたのでしょうか―?

Diary 04

by Miho Nojiri

野尻 美穂

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私の思い出の街、そのひとつに池袋がある。
実は高校時代に毎日のように通った場所。当時の私はいつだってこの街にいた。プリクラを撮ったり、買い物をしたり、クレープを食べたり・・・暇さえあればすぐに訪れる、正に私にとっての憩いの場、つまり“居場所”だった。
高校、そして専門学校を卒業し、働くようになった私は、いつしか池袋に足を運ぶ機会が減り、毎日のように通っていたファミリーレストラン、気が付いたらもうなくなっていた。
時代とともに建物が増え、観光客も増え、“居場所”だった街がいつの間にか何だか知らない街になってしまった気がして、少し寂しくなった20代。
それからファッションが好きだから買い物するなら渋谷というステータスを持ったり、カフェに憧れて代官山へ足を伸ばしてみたりと、年齢や興味に合わせて訪れる場所はどんどん変化していった。そんな30代を過ごしていた。
でも色んな場所に行ってもなぜか落ち着かなくて、そわそわしたり緊張したり、もちろんそれって良い刺激ってことなんだと思うけど、何か疲れてため息をつくこともあった。そんな気持ちに、今でもたまになる。

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美容専門学校や成人式時代の写真を公開しちゃいます!ダンスもやっていたんですよ。

ある時、久々に池袋に打ち合わせの予定が入り、場所を探すことになった。
私は喫茶店が好きなので、池袋の昔ながらの喫茶店を選んだ。その時の落ち着きようったら。「これだなー」なんて心の中で思いながら打ち合わせをした。きっと昔に通っていた頃に染み付いた、この街への安心感なのだろう。これをきっかけに、今の私の遊び場に池袋が再度ランクインすることになる。

我が家では、好きな場所を見つけたり、美味しいお店に行くと、家に帰って母に自慢する習慣がある。そんな時、母はいつも決まって「私も行ってみたいなあ」と羨ましそうに話す。その時はさらっと聞き流していたのだが、心の中には、いつか連れて行ってあげたいという気持ちがあった。
けれど、親を連れて行くということになると気になる点もある。敷居の高い場所に連れて行くのは本人がきっと緊張してしまうだろうし、洋服だって気にするだろう。だから、オシャレだけどカジュアルに過ごせる場所は無いかといつも考えていた。

そんなある日、偶然にも朗報が入る。
池袋にカジュアルなフレンチレストランがあると。ここなら母も気張らずに楽しめるかも知れない!そう思った私はすぐに母を誘った。答えは即答で「イエス!」笑、早々に予定を空けてくれた。嬉しくなった私はせっかくならばと、夫の母にも声をかけてみた。いつも自営で働いているので、中々外に食事をしに行く機会がないのは前から気になっていたのだ。二人の了承が取れた私は、早速翌週に夫も連れて4人で池袋へ向かった。

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ドキドキしながら到着。その名も「アンドエクレ ル ビストロ」。青山にお店があることは知っていたのだが、池袋にオープンしたことを、実はちゃっかり目をつけていたのだ。
思っていた通りの店構えでホッとする。
店内もシンプルながら気の利いたインテリアや装飾があり、テンションを上げてくれる。期待をしながら席に着くと、すぐさまドリンクをオーダー!スパークリングワインやビール、私は気になっていた自家製ブドウジュースを頼み、ささやかに乾杯。母たちは、ちょっぴり顔を赤くしながら楽しんだ。

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するとカラフルな前菜が登場。「うわー」と言わんばかりの感激っぷり。普段食べることのないメニューに、美味しいとうなずく母たち。それを見て微笑ましくなった。
前菜は六種を盛られたプレートで、特にひよこ豆のクレープには感動した。シェフの故郷、南仏の郷土料理でもあるそれは、柔らかくも風味が広がり、もっと食べたいと思わせるもの。

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あっという間に平らげた私たちの元には、素晴らしいタイミングで名物のクーリシャスが運ばれてきた。目で見ても楽しめるこのクーリシャス、全部頼みたくなる!美味しいだけじゃなく、見た目もかわいい!そして食感も楽しい!そんなワクワクさせる食べ物に初めて出合った私たちは、これもペロリと完食。

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「まだまだ行けるなー!」なんて話していたらメインのカジキのソテーと、ハラミのグリルが到着。分厚く切られたカジキマグロのソテーは迫力満点。今まで私が食べてきたそれを軽々超えた大きさと、ふんわりとした柔らかさとジューシーさ。添えられていたシェフ特製のケッパーと柚子胡椒のディップとの相性もバツグンで、また来たら絶対これを頼む!と思ってしまった一目惚れの逸品だった。実はハラミはお肉の中で私が一番好きな部位。これもまたテンションが上がる。もともとビストロ飯が好きな私には定番で外せない。パートナーのマッシュポテトともベストカップル!どちらも最高なバランスで、あっという間のコースだった。

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そろそろお腹も満腹だったのだが、もちろんデザートも食べたい!と、全員がアイコンタクトをして、それぞれ好みのデザートをオーダー。皆でシェアしてみたらどれも拘りのある味で美味!とても満足だった。

こんな充実した時間が私にとって身近な池袋で送れるなんて最高すぎる!そう思いながら会は終盤へ。思っていた通りの肩肘張らないオシャレな空間に、テンション上がりつつもリラックスした心地良い時間は、普段話せない会話や、家族でも知らなかった色々な一面を見ることができ、とても嬉しかった。こんなお店なら「是非!定例にしたい!」そう思いながら池袋の街を後にした。

ここであえて池袋について補足したい。サンシャインかB級グルメばかりが目立っている印象もあるが、大正時代に建てられた歴史ある建造物、国の重要文化財「自由学園 明日館」があったり、散策にもおすすめしたいエリアだってある。そして野尻さんが言うように、昔から変わらない喫茶店もある。
はたまた行政主体のプロジェクトで、2016年に生まれ変わった「南池袋公園」エリアは、ファミリーが安心して集えるオアシス空間だ。
馴染みある方も、苦手意識を持っている方も、是非一度今の池袋エリアを楽しんでみて頂きたい。様々な発見があるはずだ。
ファミリーで池袋散策をした後は、電車に乗って帰る前に池袋パルコでショッピングを楽しみ、8F「アンドエクレ ル ビストロ」へ!きっと次からの“定例会”の場所はココにしたくなる。

今月の人
野尻 美穂(Instagram ID:miho_cocoa)
1984年生まれ。東京都出身。セレクトショッププレスを経て、現在はフリーランスのファッションディレクターとして活動中。ブランドコンサルティングやスタイリング、媒体出演など幅広く活動する中、現在nano universeでは、コラボレーションアイテムを監修するなど、トレンドを押さえながらも、ひと技効かせたセンスは、多くの女性から支持されている。
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